孤独死が起きた部屋の特殊清掃とは?遺族がやるべき手続き

孤独死 特殊清掃

親族が部屋で孤独死してしまい、すぐに特殊清掃業者を探さなければ…と考えつつも、下記のようなことが頭に浮かんでいますよね。

  • そもそも特殊清掃の前にすべきことは?
  • 他業者の便利屋などではダメなのか?
  • 特殊清掃料金って高いからどうしよう?

この記事をみれば、上記疑問の答えを見つけられて、孤独死でお困りのあなたはスムーズに問題解決できるようになります。

目次

特殊清掃を行った孤独死現場の施工事例

まずは、特殊清掃業者である私たちが、過去に脱臭作業を行った特殊清掃現場の施工事例を紹介しますね。

① 布団

特殊清掃 壮絶

入居者は一人暮らしで死後数ヶ月経過。玄関の外まで死臭が漂っている。

腐敗体液が遺体から漏れて、髪の毛は床にへばり付いている。ウジ虫も発生している。

孤独死清掃の手順
  • 布団と髪の毛、ゴミなどを袋に入れて回収
  • フローリングについている血痕を除去
  • 床を中心に部屋全体を消臭消毒

因みに、床下まで腐敗体液が染みこんでいる場合は、解体は必要になるケースもあります。

② トイレ

セルフネグレクト?トイレに大量のゴミ

ゴミ屋敷の住人には、病気をお持ちの人が多い印象があります。

トイレで力んだ際に、体調が急激に悪化して、そのまま亡くなってしまったようです。

孤独死清掃の手順
  • 大量にあるトイレ内のゴミ回収
  • 便器の排水確認
  • 便器と床を中心に清掃
  • トイレ全体の消臭消毒

③ 風呂

ユニットバスで亡くなった後、黒く変色した湯を排水した後の孤独死現場の様子です。

腐食した遺体から流れ出たものが一部付着しているのが見えます。

孤独死清掃の手順
  • バスタブ内の腐敗体液の除去
  • バスタブを中心に浴室の清掃
  • 浴室全体の消臭消毒

④ 居間

賃貸物件アパートでの孤独死現場写真です。

管理人の話では、死後すぐに遺体発見したとのことだか、この現場写真から想像すると長期間放置されていたのではと思われます。

孤独死清掃の手順
  • 荷物やゴミの回収
  • 冷蔵庫の移動
  • フローリングにつく腐敗体液の除去
  • 壁際や凹凸部分は徹底的に清掃
  • 部屋全体の消臭消毒

⑤ 廊下

一人暮らしの男性が、苦しみながら亡くなり、血液が廊下全体に広がっていた案件です。

死後から1か月経過しており、部屋全体に腐敗臭が漂っていました。

孤独死清掃の手順
  • 掃除機で細かいゴミを吸引
  • 血痕の拭き取り
  • フローリングを中心に消臭消毒

さらに別の施工事例をご覧になりたい人は「特殊清掃現場の写真について」で、確認いただけます。

孤独死現場で行っている特殊清掃の動画

次に、私たちラストクリーニングの特殊清掃員が、孤独死が起きた部屋で消臭している作業動画2つをご覧ください。

孤独死の発見後に遺族がやるべき手続き

親族が突然孤独死して遺体が発見された際に、まずは遺族がやるべき流れを工程表にまとめてみました。

遺体発見
早く警察に通報
事件性の判断 ※警察が遺体を引き取り
他の遺族や知人に知らせる
警察より事件性なしの報告
葬儀会社に連絡
葬儀会社が遺体を引き取り
葬儀を行う
孤独死現場を特殊清掃

誰が孤独死現場の特殊清掃を行うのか?

素人さんが、⑨の孤独死が起きた部屋の消臭作業=特殊清掃することは、次の理由3つからほとんど不可能でしょう。

  1. 細菌や病原菌による感染症の恐れ
  2. しっかりと消臭除菌できない
  3. 大家や不動産会社が納得しない

上記理由から、持ち家はもちろんですが、特に賃貸物件での消臭作業は、なるべく特殊清掃業者へ依頼しましょう。

実は、臭いやその他状況に応じて、遺族だけで消臭できるケースもあるので、その判断ができるよう表を制作しました。

判断項目 YES NO
お金に余裕がない? 遺族 特殊清掃業者
死後2日以内か?
大家の許可はOK?
自宅から近いか?
精神的に大丈夫?

上記項目の内1つでもNOがある場合は、どんな孤独死現場でも特殊清掃業者へ脱臭作業をお任せすべきです。

死臭の消臭は特殊清掃業者にお任せすべき

孤独死現場

料金設定が安いからと、便利屋に特殊清掃の見積もりや依頼をお考えの人は、下記5つの理由から止めておくべきです。

① 大きな精神的苦痛になる

孤独死の臭いは、脳裏に残るほど強烈な死臭です。

特に気温の高い季節であれば、入室が困難なほどの悪臭が部屋全体に充満しています。

そのため、夏場での孤独死現場の消臭処理は、一般の素人さんには、ほとんど不可能と思われます。

② 死臭が残る可能性が高い

死臭の発生元が少しでも残っていると、その死臭は部屋全体に必ず漂ってきます。

また警察が死体を引き取る際に、素人さんには想像もつかない箇所に腐敗体液が付着していることもあります。

その汚染箇所の発見は、専門業者以外では難しいため、便利屋では、ほとんど消臭できないでしょう。

その点、特殊清掃業者は、悪臭消臭の専門業者ですので、ほとんど死臭を完全消臭できます。

③ 多くのケースでは大家が納得しない

賃貸物件で孤独死が起きた場合、ほとんどの大家や不動産管理会社は、素人さんが消臭しただけでは納得しません。

その理由は、実際に消臭できていないことや心理的不安があるからでしょう。

ほぼ死臭がないケースでも、大家さんの多くは、専門業者が脱臭作業しないと、退去完了を承諾しないようです。

④ 同時に遺品整理も依頼できる

実は、遺品にも腐敗臭がついている孤独死現場がほとんどですので、特殊清掃業者は遺品整理業者としても多くの作業経験があります。

そのため、孤独死清掃を特殊清掃業者に依頼すれば、遺品の中から貴重品や思い出の品が見つけやすくなります。

一方、不用品回収業者は、遺品の中身を確認せず、トラックに積み込んで回収するだけですので、大切な物品の発見は難しくなります。

⑤ リフォーム等の大きな費用が不要

特殊清掃業者は、基本的に清掃業者ですので、見積もり時にすぐにリフォーム工事を提案することはしません。

まずは、特殊清掃のみで悪臭が消臭できるようにするのが、特殊清掃業者の本当のサービス内容ですからね。

原状復帰のリフォームでも悪臭消臭の効果はありますが、ご想像通り特殊清掃より高額請求になるでしょう。

こちらの理由5つから、親族が亡くなり遺体があった部屋の消臭は、特殊清掃業者にお任せすべきといえます。

孤独死清掃に掛かる費用相場

当サイトでは、特殊清掃業界では珍しく最大金額を料金設定しており、下記3つの現場状況に分けて料金相場表を公開しています。

  1. 孤独死現場
  2. 一緒に遺品整理
  3. ゴミ屋敷で孤独死

❶ 孤独死現場の料金相場について

遺体から漏れ出た腐敗体液が床や畳下まで達している孤独死現場

汚染物の除去 27,500円〜220,000円
害虫駆除 16,500円〜55,000円
消臭除菌 16,500円〜275,000円
最大合計額 60,500円〜550,000円
  • 遺体発見までの日数や亡くなった箇所、遺体の腐乱状態、汚物量等によって金額に大きな幅があります
  • 解体と原状回復の作業費用は含まず
  • 家具や家財の処分回収などの遺品整理料金は含まず
  • 通常の退去時程度の水周り清掃や簡易掃除は含める
  • オゾン脱臭の費用相場は含まず、詳しくは下記オプションを確認

料金相場の内訳

特殊清掃作業の内容とオゾン脱臭(オゾン燻蒸)について解説しますね。

汚染物の撤去
作業内容 汚染物の撤去と運び出し作業、床や壁についた腐敗体液の除去
料金目安 27,500円〜220,000円
害虫駆除
作業内容 ハエやウジ虫、ゴキブリなど害虫の駆除と回収処分
料金目安 16,500円〜55,000円
消臭除菌
作業内容 汚染箇所の消毒もしくは部屋全体の除菌剤による消臭作業
料金目安 16,500円〜275,000円
【オプション】 オゾン脱臭
オゾン脱臭機の使用条件 特殊清掃の完了後に原因不明の臭い戻りがあり依頼者様からオゾン脱臭を要望された場合のみ
料金目安 165,000円/日

完全消臭には遺品整理も必要

死臭の完全消臭には遺品整理も必須

遺体の腐敗状況にもよりますが、臭いは、遺体で汚れた箇所だけ清掃しても、通常消えません。

その理由は、遺品にも臭いや細菌がついているからです。

特殊清掃だけでも、ほとんどの異臭は消臭されますが、遺品についた菌により、少し臭いは残っています。

腐敗臭が残るイメージは、室内では臭いがなんとなく感じられますが、外部に臭いが漏れ出さないレベルです。

その消臭程度に納得できない人は、孤独死が起きた部屋の遺品整理も依頼すべきでしょう。

因みに、現場状況が「❷ 一緒に遺品整理」と「❸ ゴミ屋敷で孤独死」の費用相場については「特殊清掃料金について」で、確認できます。

特殊清掃費用についての豆知識

ここでは、一般的にあまり知られていない特殊清掃費用について、知っておくと得する豆知識2つを挙げています。

特殊清掃の費用負担は誰になる?

特殊清掃とその他費用の負担者には、法的に順位付けがあり、下記の部屋タイプに分けて、その順番は異なります

  • 賃貸物件
  • 持ち家

費用負担者の詳しい順位は「孤独死の特殊清掃費用について」で、徹底解説しています。

安易に相続放棄してはいけません

高額な特殊清掃費用を払いたくないと思い立って、すぐに相続放棄をしようとされているのなら、即刻やめてください。

その理由は、特に故人との親交があまりなかったケースでは、莫大な遺産を失ってしまう可能性があるからです。

実は、相続放棄以外にも特殊清掃にかかる費用を払わないで済む方法があります。

その方法については「孤独死 特殊清掃 相続放棄」のページで、詳細をお伝えしています。

実際に特殊清掃員が行っている作業手順

私たちラストクリーニングでは、どんな孤独死現場でもしっかりと消臭除菌できるよう下記9つの手順に分けて、特殊清掃作業を行っています。

① 害虫駆除

まずは害虫駆除から作業開始

はじめに、ゴキブリやハエ、ウジ虫などの害虫駆除を行います。

その理由は、死臭の元である腐敗体液を拡散させないためです。

そのままにしておくと、害虫の数匹がいたるところを動き回り、腐敗体液を拡散させることになります。

② 汚染物を撤去して搬出

悪臭がする遺品を搬出して片付け

次に行う特殊清掃作業は、体液がついている汚染物の撤去です。

畳やフトンなどの腐敗体液が付着した物を搬出します。

この搬出で、部屋全体にこもる死臭のほとんどは消臭できます。

搬出の際は、床や壁などに腐敗体液を付着させると、死臭を拡散させることになります。

③ 汚染箇所の洗浄除去

体液の除去に必要な洗浄をきちんとする

床や壁への付着により撤去できない場合は、専用道具を使用して、可能な限り洗浄除去します。

しっかりと腐敗体液を洗浄除去できないなどの現場状況によっては、解体作業が必要になるケースもあります。

④ 消臭剤と除菌剤を噴霧

消臭除菌剤をしっかりと散布

その次の特殊清掃作業は、汚染箇所への消臭剤と除菌剤の噴霧です。

この2つには、特殊清掃清掃専用の成分が含まれており、消臭除菌効果は、家庭用と比較してかなり高いです。

⑤ 腐敗臭の有無確認

担当スタッフが異臭の有無をできる限り確認

作業スタッフの鼻で、汚染箇所に染みつく腐敗臭の有無確認をします。

腐敗臭が残っているようなら「腐敗体液の洗浄除去」と「消臭剤と除菌剤の噴霧」を繰り返します。

⑥ 遺品整理と不用品処分

悪臭がする家財は買取不可能なので処分

ここまでの作業工程で、ほとんどの腐敗臭は消臭されますが、残された異臭は部屋にある生活用品などの遺品に染みついています。

そのため、遺品を「貴重品」「思い出の品」「形見分け」などに仕分けして、残った遺品は不用品として回収処分します。

⑦ お部屋を簡易掃除

簡単なハウスクリーニング程度の掃除

腐敗臭は、部屋中についているので、掃除道具を使用して、きれいに掃除します。

この簡易清掃をしっかりとしておかないと、どんなに汚染箇所の消臭と遺品整理をしても腐敗臭が残ります。

⑧ 部屋中に消臭除菌剤を散布

幅広く噴霧するのがポイント

消臭除菌剤を、床やクロスはもちろん当然ですが、現場状況に応じて天井や窓にも散布します。

また依頼者様からご要望があれば、その後オゾン脱臭機を使用します。

⑨ 最後に消臭効果を再度確認

作業スタッフが臭気を判断

作業スタッフが、作業終了後、特殊清掃現場の異臭有無を確認します。

実際に、床上や壁、窓、その他あらゆる箇所に鼻を近づけて判断します。

もちろん、腐敗した体液で汚染されていた箇所の臭気確認もします。

完全消臭とは
生活臭を除く遺体から発生した腐敗臭(死臭)を完全に消すこと。
【注意】室内の臭いはゼロではない。

私たちが多くの人から選ばれる理由

当社はゴミ屋敷清掃・火災現場・他殺などの事故物件・水害の除菌・生前整理でお困りの人も年中無休で助ける

悪臭や遺品整理でお困りの人から「特殊清掃をラストクリーニングに依頼して良かった!」と選ばれる理由を詳しく解説します。

① 最大金額がある料金設定

料金表

ほとんどの特殊清掃会社の料金表ページでは、最低価格の後に「〜」の記載があり、最大金額が不明な料金設定になっています。

これでは、実際に支払う金額の検討さえも付かないので、怖くてお問い合わせや見積もりができませんよね。

当サイトでは、なるべく依頼者様に安心して頂けるよう、敢えて高額な最大金額(55万円)を料金表に提示しています。

高額な金額提示で、お問い合わせや見積もりは減少しますが、正直に料金相場をお知らせすることが、依頼者様のためになると信じています。

② 作業開始前なら100%見積もり無料

現地調査:訪問見積もり

「見積もり無料」としながら、特殊清掃サービスを依頼しないと、交通費などの費用を請求する悪徳業者が一部いるようです。

特に、業界最安値を売りにしている特殊清掃会社に、その傾向が強い印象があります。

その点、適正価格の私たちラストクリニーングでは、どんなケースでも下記3つをお約束いたします。

  1. 見積もりは当日キャンセルでも費用は不要
  2. 特殊清掃の作業開始前ならキャンセル可能
  3. 追加請求はお客様が了承しない限り行わない

つまり、私たち作業スタッフが、特殊清掃や遺品整理を開始する前なら、いつでもお支払いは100%発生しません。

また追加作業が発生した際も依頼者様の了承なしで、突然の追加請求も一切ありませんので、安心してください。

③ 高度な薬剤知識と消臭技術を持つ

薬剤知識と消臭技術

多くの孤独死現場経験から、人が亡くなった腐敗臭の消臭薬剤と現場ごとで異なる消臭手順やノウハウには、絶対の自信があります。

特殊清掃の目的は、部屋をキレイにする掃除ではなく、腐敗臭をゼロ近くまでにする消臭効果ですからね。

その証拠に、消臭作業の再施工は数度ありましたが、消臭に満足できないからと、返金保証された依頼者様は、0件を更新中です。

④ 特殊清掃の作業実績は3千件以上

2022年11月時点で、当社ラストクリーニングが創業から特殊清掃作業を行ってきた現場数は3千件を越えています。

特殊清掃現場ごとに真摯に対応して、ご遺族様や大家さんのために、日々汗をかきながら特殊清掃を行ってきました。

その賜物として、他社には絶対にマネできない高度な消臭ノウハウと現場経験を蓄積でき、それが選ばれる理由になっています。

⑤ 見積もり時の感染症対策

見積もり時の感染症対策

当社在籍の特殊清掃員は、直接お客様と顔を合わせる訪問見積もり前に、下記のコロナ対策を徹底的に行っています。

  • マスク着用
  • 手指の消毒
  • 毎回の検温

こういった事前の感染症対策や気配りが高評価で、お客様から選ばれている理由にもなっているようです。

⑥ ゴミ屋敷清掃にも対応可能

実は、孤独死清掃が必要になる部屋って、入室が困難になるほどのゴミ屋敷状態になっている場合が多数あります。

孤独の寂しい気持ちを抑えるために、多数の犬や猫等を飼う動物屋敷になっているケースもございます。

そのため、当社ではゴミ屋敷清掃や動物屋敷の後片付け、残置物の引き取りなどの経験豊富な作業スタッフも在籍しています。

ページ先頭へ