ニュースやネットなどで孤独死が増加していると知り「人間って孤独死したらどんな風になるのだろう?」と思われていますよね。
それで、孤独死があった部屋などの画像写真を検索しているのでは…。でも中々しっかりと様子が分かる画像写真はありませんよね。
そこで、ネット上にある孤独死の画像写真のうち、私たち特殊清掃業者サイドからみて、より実際の現場に近くて、分かりやすい写真をピックアップしてまとめてみました。
孤独死現場の画像写真集
孤独死の発見が多い順に、現場の箇所ごとの画像写真を掲載しています。
悲惨で気分を害する可能性がある孤独死現場の画像写真ばかりですので、見られる前に心の準備をお願いします。
フトンの中での孤独死画像
画像写真①
実際に孤独死が起こった部屋の様子。亡くなってから時間が経過したため、布団の上に人型になって体液がくっきり残っている。
孤独死清掃の手順 |
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画像写真②
一人暮らしで死後数ヶ月経過。玄関の外まで死臭が漂っている。腐敗体液が体内から漏れ、髪の毛が床にも広がっている。うじ虫も発生している。
孤独死清掃の手順 |
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因みに、フローリング下まで腐敗体液が達している場合は解体することもあります。
画像写真③
原因は不明だが、起床時に倒れてそのまま亡くなったようです。人型のシミが付いています。
写真には写っていませんが、近くには、目覚まし時計や缶コーヒー、ライター等があり、寸前までそこで生活していたことがわかります。
孤独死清掃の手順 |
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トイレでの孤独死画像
画像写真①
トイレでお亡くなりになる原因の一つとして、オーバーシュートが高い割合を占めています。
【オーバーシュート】とは
トイレでいきむ事や立ち上がる際の急激な血圧、心拍数の上昇により心筋梗塞や脳卒中を引き起こしてしまう症状です。
孤独死清掃の手順 |
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画像写真②
東京都の戸建住宅での孤独死現場の写真です。トイレでの孤独死は非常に多く、気分が悪くなりトイレに駆け込み、そのまま亡くなるケースが多いようです。
孤独死清掃の手順 |
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画像写真③
ゴミ屋敷に住まわれている人は、持病をお持ちの人が多いようです、トイレに入って力む際に症状が急激に悪化して、亡くなってしまう事もあるようです。
孤独死清掃の手順 |
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風呂場での孤独死画像
画像写真①
横浜市の風呂場での孤独死写真です。亡くなった人の血痕がバスタブや床に付いています。辺りは、腐敗臭で満ちていました。
孤独死清掃の手順 |
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画像写真②
風呂を沸かしながら入浴し、その時に亡くなったらしい。その死因はヒートショックと思われる。人間の肉体は、煮詰められると、風呂の湯をこのような色に変えるらしい。
【ヒートショック】とは
急激な温度の変化により血圧の乱高下や脈拍の変動が起こる症状。冬場の入浴時や冷暖房の効いた部屋から外へ出た時などに起こりやすく、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などの深刻な疾患につながる危険性がある。
孤独死清掃の手順 |
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画像写真③
風呂場で亡くなった後、そのどす黒く変化した湯を抜いた後の孤独死の現場写真と思われます。所々に腐食した肉体から流れ出たものが付着しているのが見えます。
孤独死清掃の手順 |
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居間での孤独死画像
画像写真①
神奈川県のワンルームマンションで、死後1ヶ月で発見。食事の支度最中に亡くなった模様。冬場でも1ヶ月経過していれば、死臭はかなりきつくなるようです。
孤独死清掃の手順 |
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画像写真②
畳の上で亡くなったと思われる腐敗体液がはっきりと確認できます。ウジ虫も多数発生しています。新聞紙や電卓などが近くにあり、死の直前までの様子が手に取るようにわかります。
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画像写真③
埼玉県のアパートでの孤独死現場画像です。
管理人の話では、死後あまり経過していないとのことだったようです。しかし、この現場写真から想像するとかなりの期間が経過していると思われます。
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廊下での孤独死画像
画像写真①
一人暮らしの男性がもがきながら亡くなられた為、血ノリが廊下全体に広がってしまっていたという案件です。死後1か月で、部屋全体から腐敗臭が漂っています。
孤独死清掃の手順 |
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画像写真②
死因は不明ですが、廊下で倒れてそのまま亡くなられたようです。遺体は、警察が引き取っているのでありませんが、この写真をみれば、遺体がどのような状態だったかがわかります。
孤独死清掃の手順 |
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参考までに、腐敗状況によってはフローリングの解体が必要になることもあります。
画像写真③
若者が廊下で孤独死されたようです。このように壁と廊下の隙間まで腐敗体液が浸み込むと、フローリングを取り替えるリフォームが必要になると思われます。
孤独死清掃の手順 |
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孤独死現場を専門に清掃する業者がいる
前項目でお見せしたような画像写真の部屋は、通常のハウスクリーニング業者では、困難なことが想像できますよね。
実際にほとんどのハウスクリーニング業者では、孤独死があった部屋の清掃と聞くと、途端に拒絶します。
特殊清掃業者の登場
そこで、最近では「特殊清掃」という孤独死現場を専門に清掃や消臭を行う業者が登場しています。
ハウスクリーニング業者が持っていない孤独死に伴う死臭の消臭や遺品整理のノウハウを持っているのが、特殊清掃業者です。
詳しくは「孤独死部屋の特殊清掃費用を安易に相続放棄で回避してはダメ」で、その詳細をお伝えしています。孤独死現場の清掃でお困りの人には必見情報です。
【豆知識】特殊清掃の求人状況について |
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多くの人は、特殊清掃業界の求人なら給料が高いうえに採用されやすいのでは?と思われているのではないでしょうか。 そんなあなたに向けて、知っておくべきポイントや主な求人窓口、注意事項などを「特殊清掃の求人に興味がある人が知っておくべき3点」で、詳しくお伝えしています。 |
特殊清掃の費用目安
孤独死清掃(総額) | 55,000円~500,000円(税別) |
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- 遺体発見までの日数や亡くなった箇所、腐乱状態等によってどうしても金額に大きな幅があることはご了承ください
- 原状回復リフォーム費用は含まず
- 家具の処分などの遺品整理料金は含まず
特殊清掃費用の内訳
腐敗体液 汚物撤去 | 25,000円~200,000円 |
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害虫駆除 | 15,000円~50,000円 |
消臭消毒 | 15,000円~250,000円 |
多分、皆さんが思っていた以上に費用目安が高かったのではないでしょうか。
しかし特殊清掃は、皆さんが想像を絶するほどの猛烈な死臭が漂う中で作業をしなければなりません。
そのため、通常のハウスクリーニング費用と比べものにならないほど高額になるのが普通です。
さらに詳しく特殊清掃の費用について知りたい人は、「孤独死があった部屋の特殊清掃費用の相場とリアルな支払金額」で詳しくお伝えしています。
孤独死があった部屋のその後について
孤独死があった部屋って、その後どのようになるのか気になりますよね。
そこで、当社の関連業者に詳しく聞き取りをしたら、大まかには次の3つのうち、いずれかになっているようです。
①そのまま放置
所有住宅で比較的過疎な地域では、相続人が遠方だったり、またはすでに亡くなったりしてて、そのまま放置されることも結構あるようです。
また近隣住民も高齢者が多いので、「明日はわが身」と捉えて、腐敗臭等で問題になるケースもあまりないため、そのまま放置される事が多いのではないでしょうか。
②内装を全面リノベーション
孤独死してから相当期間が経過後、発見された場合は、室内の床や壁、天井、水回り等すべてをリノベーションして、売却または賃貸住宅にするようです。
当然ですが、その価格や家賃は相場よりかなり安くしないと買い手や借り手は現れないでしょう。
③室内の片付けと消臭
賃貸住宅の場合、孤独死発見が早く部屋の傷みが比較的少ないときは、片付けと消臭をしてクロス張替えなどをして、再び賃貸入居者を募集します。
しかし、片付けや消臭は、通常のハウスクリーニング業者には依頼されていないようです。
そのワケは、「孤独死の消臭は専門業者に任せるべき3つの理由」で説明しています。
まとめ
この記事では、ネット上で散乱している孤独死現場の画像写真を分かりやすくまとめてみましたが、分かりやすかったでしょうか。
現実は、人間は孤独死したら、このページにある画像写真のようになります。この現実はしっかりと受け止めましょう。