【プロが教える】悪臭を感じる5大要素と10の悪臭発生元

悪臭

 

近所で悪臭騒ぎがあり、周囲が一時騒然となったのですが、そういえばどういう臭いのことを悪臭というのだろうか?と、思われていませんか。

今日の記事では、人が悪臭と感じる5大要素と主な悪臭元10個などをお伝えしています。またお勧めの消臭剤情報もありますので、参考にしてください。

悪臭と感じる5大要素

人間が臭覚で感じることができるにおいのうち、不快を感じるにおいを悪臭といいます。

人間がにおいを感じたとき、それを不快に感じるかどうか、つまり悪臭に感じるかどうかは、下記の5要素が大きく影響すると言われています。

【要素①】においの程度

香水や焼き鳥屋などのにおいは、強すぎると悪臭に感じることがあります。

【要素②】においを感じたときの状況

磯のかおりは生臭さがあり不快に感じることが多いが、海辺をドライブ中の映像を見ながらだと、よりリアリティーを感じて不快に感じることはありません。

【要素③】体調や精神状態

風邪を引いて鼻が詰まっていたら悪臭も感じないだろうし、強いストレスを受けているときは、普段嗅いでいるにおいでも悪臭に感じてしまうこともあります。

【要素④】国や価値観の違い

多くの国で強い悪臭を放つ発酵食品が好まれているように、その悪臭が美味しい食材の特徴だと広く認知されれば、その不快感はほとんど無くなり、むしろ好意的なにおいに変化します。

【要素⑤】嗅覚疲労と順応性

同じ悪臭を嗅ぎ続けると嗅覚が疲労してやがて感じなくなります。

この状態が長期間続くと臭覚が順応してしまい、一旦身を無臭状態に置いた後、再び悪臭に晒されてもその悪臭を感じにくくなります。

上記の5要素があるため、悪臭基準を設けることは非常に難しく、その基準には人間の主観に頼らざるを得ないようです。

その手助けとして臭気センサーなどが開発されていますが、特にその嗅ぎ分け機能は、人間のそれに追いついていないのが現状です。

主な悪臭の発生元10選

この項目では、一般の人が悪臭と感じるそのにおいの発生元をお伝えしています。人によっては、もっとたくさん悪臭の発生元があると思いますが、主には次の10個でしょう。

【悪臭発生元①】工場

工場からの排煙や排気、排水などから悪臭が発生しているケースは、未だにあるようです。もしかしたら、その工場は悪臭防止法に違反しているかもしれませんね。

【悪臭発生元②】飲食店

帰宅時に見かける焼き鳥屋などの飲食店からのにおいは、食欲をそそるものですが、近所にお住まいの人にとっては悪臭に感じる可能性もあります。

【悪臭発生元③】野外焼却

意外にも田舎の方ではまだ行なわれているゴミの野焼きや落ち葉焚きによる悪臭苦情が全体の4分の1もあります。

【悪臭発生元④】家畜場

家畜を多数飼っている牧場や養豚場、養鶏場の糞尿は、風向きによっては、その悪臭が数kmまで漂うこともあります。

【悪臭発生元⑤】下水や生活排水

古い町並みの地域では、まだしっかりとした排水設備が整っていないことが多く、その悪臭が漏れ出していることがあります。

【悪臭発生元⑥】排気ガス

排気ガス規制が厳しくなる前に製造された古い大型トラックやダンプカーなどの排気ガスは、エンジンの経年劣化も進んでいて悪臭を撒き散らしています。

【悪臭発生元⑦】タバコ

近年、分煙化が進んで以前ほどタバコによる悪臭被害は少なくなりましたが、やはり非喫煙者にとっては僅かのタバコ臭でも悪臭といえます。

【悪臭発生元⑧】ペット

ペットの糞尿からも悪臭が発生しますが、その中でも特に鼻に付く悪臭は、猫の糞尿です。しっかりと躾をしていないと、部屋中のあらゆる箇所から悪臭がすることになります。

【悪臭発生元⑨】生ごみ

台所シンクに生ゴミを忘れたまま出掛けて帰宅すると、特に夏場では部屋中が腐食した悪臭で充満してしまうことがあります。

【悪臭発生元⑩】トイレ

トイレ掃除を長期間怠ると、便器に付いた尿が石化して悪臭を放ち始めます。そうなると通常のトイレ掃除では悪臭を防ぐことは難しくなります。

おすすめの消臭剤は4つあります

ここでは、死臭消臭を専門にしている私の目線から、ネットで見つけたお勧めの消臭剤4つをお伝えしています。

【おすすめ消臭剤①】G-MAQ ジーマック

“G-MAQ ジーマック” は、プロユース(業務用)としてホテル・自動車・ペット・衣類・靴/ブーツ・家具・家電・化粧品・衛生用品・ハウスメーカー・病院・介護施設・学校・児童施設等の各分野に関わる企業に採用されている製品をそのまま使用した”本物の強力消臭剤” です。

おすすめ理由

世界6カ国の特許取得済みで、グラフト重合高分子で悪臭を吸着するタイプだから。

詳細URL:http://www.g-maq.jp/

【おすすめ消臭剤②】フェアリール

フェアリールの主成分である酸化チタン (TiO2) は、太陽や蛍光灯から出る光エネルギーを受けると、表面に活性酸素を発生させます。

この活性酸素が有機化合物やニオイのもと・雑菌・汚れなどを水と二酸化炭素に無害化(酸化分解)していきます。

おすすめ理由

1回のスプレーで、その消臭効果が100日間持続するから。

詳細URL:http://www.fairiel.jp/

【おすすめ消臭剤③】ミラクリーンR

ミラクリーンRは家庭用消臭剤と比べると、消臭性能は60倍もあるので、どうしても消せないひどい悪臭を消してきました。

もともと食品のカビ予防などの研究の過程で生まれた消臭剤なので、口に入っても問題ないほど安全です。

おすすめ理由

通常の消臭剤より60倍も早く消臭できることが試験データで証明されているから。

詳細URL:http://harper-benson.com/

【おすすめ消臭剤④】ドクターデオ

ドクターデオの主な成分である「安定化二酸化塩素」は、医療機関や食品加工工場で衛生管理用としても使われている成分です。ドクターデオは、強力&安心設計です。

おすすめ理由

安定化二酸化塩素使用の消臭剤で、消臭だけでなく除菌、殺菌もできるから

詳細URL:http://www.carmate.jp/

悪臭防止法について

この項目では、悪臭防止法の基本的なこと4つをお伝えしています。

①悪臭防止法の目的

工場やその他の事業場における事業活動に伴って発生する悪臭を規制することにより、悪臭防止対策を推進し、生活環境を保全、国民の健康の保護に資することを目的としています。

つまり悪臭防止法は、一般家庭ではなく工場などの悪臭のみを防止規制している法律です。

②規制基準には3つあります

第1号規制 敷地境界線の規制基準
第2号規制 気体排出口の規制基準
第3号規制 排出水の規制基準

上記3つの規制のうち、【第1号規制】の敷地境界線の規制基準が最も重要視されています。

③規制方法は2つあります

機器分析法

22種の特定悪臭物質濃度によって規制基準を決める方法です。

臭気測定法

臭気濃度ではなく、人間の感覚に近くなる臭気指数を用いた計算によって規制基準を決める方法です。

臭気指数とは、臭気濃度より直感的に数値度合いを理解できるようにしたものです。

前記の3つある規制基準ごとに2つの規制方法を選ぶことができるので、全部で6つの悪臭防止基準があることになります。

④規制地域は知事が指定できる

都道府県知事は、住民の生活環境を保全のため、悪臭防止する必要があると認められる人工密集地域を悪臭防止法の規制地域として指定できます。

参照元URL:http://www.deodor.co.jp/

孤独死の悪臭を消臭する方法

滅多に嗅ぐことのない悪臭の1つに、孤独死によって亡くなった遺体からの死臭があります。その悪臭度は、すでにお伝えした悪臭の比ではありません。

死臭は、この世のものとは思えない衝撃があり、トラウマになって眠れない日々が続くほどの悪臭です。

遺体からの悪臭には特殊清掃というサービスがある

もしも、あなたがそのような場面に遭遇したら、その悪臭をキチンと消臭するにはただ1つの方法しかありません。それは特殊清掃業者に悪臭消臭を依頼することです。

特殊清掃とは、死亡してから長期間、誰にも発見されなかったことで、その遺体が腐敗してしまった部屋の消臭や消毒を行なう作業のことをいいます。

その特殊清掃業者については「特殊清掃の基本的な情報」で、詳しくお伝えしています。

まとめ

今日の記事では、人が悪臭と感じる5大要素と主な悪臭元10個、悪臭防止法、お勧めの消臭剤情報などをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

悪臭は、本当に人や国、習慣、発生元も様々ありますね。

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