家族が亡くなり、遺品の整理をしなければならないが、一体その相談先はどこにすればいいのか分からず、懸命にネットで検索されているのではありませんか。
そこで、今日の記事は、一般的な遺品整理の相談先と遺品整理の相談をしてはいけない業者などをお伝えします。ぜひ遺品整理の相談先を選ばれる際に参考にしてください。
目次
遺品整理の相談時に業者へ伝えるべき5つ
遺品整理の相談先として具体的な業種名をお伝えする前に、まずは相談の際に伝えるべき事柄を知っておきましょう。
主な事柄には以下の5つがあります。これらを知ることで相談がスムーズにできるようになります。
①遺品整理する部屋の所在地
インターネットで見つけた業者すべてが、全国対応とは限りません。折角、相談しても、その業者の営業エリア外だったら意味がありませんよね。
そのため、最初の段階で大まかに遺品整理する部屋の所在地を伝えましょう。
②部屋の間取り
ワンルームマンションと戸建住宅とでは、遺品の量が大きく異なります。
遺品の量によっては、業者側で準備するトラック車両や人員の段取りも異なってきますので、部屋の間取りも早めに伝えておいたほうがいいでしょう。
③貴重品や思い出の品の有無
遺品の中から貴重品や思い出の品を探し出す作業があるとないとでは、遺品整理作業の人員数が大きく異なってきます。
特に相談者の強い希望で貴重品や思い出の品を探す出す場合は、ベテランの作業者を手配する必要があります。
④亡くなった人と相談者との関係
不動産会社や大家 友人など相続人でない人が、勝手に遺品を整理し処分すると窃盗罪に問われることにもなりかねません。
もちろん、それを手伝った業者にもその疑いの目は向けられます。
そのため亡くなった人との関係を伝えたうえで遺品整理の相談しないと、業者側は不審に思い、親身に相談に乗ってもらえないことがあります。
⑤遺品整理完了の希望日
相談日から希望の遺品整理完了日までにあまり日数がないと、業者によっては日程が合わず、遺品整理サービスが提供できないことがあります。
希望日までに遺品整理サービスが提供できない業者に相談しても時間の無駄ですよね。必ず相談の早い段階で遺品整理の作業完了日を伝えておきましょう。
一般的な遺品整理の相談先は3つ
まずは、誰もができる遺品整理の相談先をお伝えします。私たちのお客様から伺って多かった相談先は、以下の3つでした。
【相談先①】遺品整理会社
現在では、昔と比べて、家族が一緒にまたは近くに居住していることが少なくなりましたが、遺品整理というと、昔は近所に住む家族がすることが当たり前でした。
しかし近年では核家族化が進み、家族がバラバラに暮らしていることが多くなり、遺品整理に特化した会社に相談されるケースも増えています。
遺品整理会社については「遺品整理のプロが語る悪徳業者の特徴と卑劣な手口と体験談」で、詳しくお伝えいしています。
【相談先②】市区町村役場
亡くなった人が生活保護受給者であったり、公団住宅に一人暮らしをしていた場合、地域によっては、無料で遺品の運び出しや処分をしてくれる市区町村もあるようです。
詳しくは、各市区町村役場の福祉課等の窓口に相談、問合せをしてみてください。「福祉課+市区町村名」で検索すれば、すぐに電話番号を知ることができます。
【相談先③】葬儀会社
ここ数年間で、遺品整理サービスも提供している葬儀会社が多くなってきました。
遺品整理の需要が多いからなのか、また葬儀の競合会社が増えたので、売上確保のためなのかは不明ですが、葬儀会社でも積極的に遺品整理サービスに力を入れているようです。
遺品整理相談もできる葬儀会社
サイト名 | イオンのお葬式 |
電話番号 | 0120-242-828 |
URL | http://www.aeonlife.jp/ |
サイト名 | 公益社 |
電話番号 | 0120-020-040 |
URL | http://www.sp-kouekisha.co.jp/ |
サイト名 | セレモ |
電話番号 | 0120-024-444 |
URL | http://www.ceremo.com/ |
サイト名 | セントラルホール横浜葬儀社 |
電話番号 | 0120-045-444 |
URL | http://centralhall.co.jp/ |
遺品整理の相談をしてはいけない業者
次は、反対にあまり相談されないほうがいいのではと思われる遺品整理の相談先を2つお伝えします。
不用品回収業者=遺品回収業者はダメ
不用品回収業者は、通常、不用品を扱っているので遺品の扱いもどうしても荒くなるようです。
遺品回収業者が行なっている具体的な作業は「遺品回収業者だけに任せるのは危険!故人の貴重品を守る方法」でお伝えしています。
このような扱いを受けても気にならない人にはいいかもしれませんが、やはり遺品整理の相談は、不用品回収業者=遺品回収業者に相談しないほうがいいでしょう。
便利屋もダメ
次に、一般の人が、遺品整理の相談先で思い付く業者に便利屋があります。便利屋は比較的費用が安いので、多くの人が遺品整理の相談をされているようです。
便利屋は、幅広い知識や経験をお持ちの人が多いようですが、しかしキチンとした遺品整理には、専門的な知識と豊富な経験が必須です。
そのため、便利屋には遺品整理の相談をされないほうがいいでしょう。遺品整理が得意な便利屋も一部おられるようですが、その数はごく少数派でしょう。
便利屋と遺品整理業者の違いについては「遺品整理を便利屋に依頼する前に知っておくべき6つのポイント」でその詳細をお伝えしています。
自分で遺品整理を行う方法
何も上記のような業者に必ず遺品整理を相談しなければならないわけではありません。
遺品の量や種類、現在お住まいからの距離によっては、自分たちだけで遺品を整理できるかもしれません。
もしも、自分たちだけで遺品整理をしてみようとお考えの人は「遺品整理業者63社を徹底比較|口コミと悪徳業者の見分け方」で、その具体的な方法をお伝えしています。
失敗しないで遺品整理業者を見つける方法
自分たちだけで遺品整理ができない場合は、前項目でお伝えしたように、通常は遺品整理業者などに依頼することになります。
遺品整理が必要になる機会は少ない
しかし遺品整理は、不用品回収やハウスクリーニングのように一生のうち、繰り返し何度も相談することではありませんよね。
そのため、遺品整理業者に相談することを漠然と不安になっているのではないでしょうか。
悪徳業者に引っかかりそうで…
また遺品整理といえば、結構な金額が掛かるイメージがあるので、ボッタクリなどの悪徳業者のことも気になりますよね。
しかし、どこにも遺品整理の相談をしないと、いつもでも問題は解決しません。
別ページで優良業者の見つける方法を解説
そこで「詐欺ばかりの遺品整理業者の中で優良業者を見つけるための秘訣」では、失敗しない遺品整理業者の見つけ方を詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。
遺品整理の費用目安
ここでは、「自分で遺品整理される際の費用相場」と「業者による遺品整理の費用相場」をお伝えしています。
自分で遺品整理の費用相場
ワンルーム | 8,000円~20,000円 |
1DK | 10,000円~30,000円 |
1LDK/2DK | 15,000円~40,000円 |
2LDK/3DK | 30,000円~50,000円 |
3LDK/4DK | 35,000円~70,000円 |
4LDK/5DK | 45,000円~90,000円 |
- レンタカー代やガソリン代、高速費用、手間代は含まれていません。
- 基本的に遺品の処分費用の金額です。
- 遺品の量により、どうしても大きな金額幅があることはご了承ください。
業者による遺品整理の費用相場
ワンルーム | 33,000円〜165,000円 |
1DK | 33,000円〜198,000円 |
1LDK/2DK | 55,000円〜412,000円 |
2LDK/3DK | 99,000円〜693,000円 |
3LDK/4DK | 131,000円〜1,122,000円 |
4LDK/5DK | 165,000円〜1,320,000円 |
- 遺品処分費や運搬費、作業費などを含む実際にお支払いされる総額を提示しています。
- 金額に大きな幅がある理由は「遺品の量」「分別作業の程度」「階数・エレベーター有無」「トラック車両までの距離」などの違いがあるからです。
- 部屋や遺品の状況によっては、上記金額を大きく超えることもあります。(例)ゴミ屋敷や孤独死など
まとめ
今日は、一般的な遺品整理の相談先と遺品整理の相談をしてはいけない業者などをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事で、少しでもあなたの要望に沿った遺品整理業者が見つかれば、大変うれしく思います。