お別れの儀とは|別れ花を棺に入れる具体的な流れと注意点

葬儀のことをネットやパンフレット等で調べているうちに、葬儀の中で行なわれる「お別れの儀」や「別れ花」の存在を知り、どんなことをするのだろう?と思われていますよね。

今回のこのページでは、お別れの儀の概要とその流れ、注意すべき点などをお伝えします。ぜひ参考にしてください。

お別れの儀とは

火葬場への出棺に先立って、遺族や親族、親しい関係者が遺体と対面し、生花などを棺に入れて、最後の別れを告げることが、お別れの儀になります。

このお別れの儀が最後のお別れのときなので、遺族の愛惜の気持ちがあらわになることが多くあります。

お別れの儀の流れ

ここでは、お別れの儀の流れを4つのポイントに分けてお伝えしています。大まかな流れが分かっていれば、その際に戸惑うことが無くなります。

①遺族や親しい関係者以外は退場する

葬儀・告別式が終了すると、葬儀従事者により遺族や親しい関係者以外は退場を促されます。

②別れ花を受取る

通常は、葬儀従事者が飾られていた生花を小さく切り分け(これを別れ花といいます)、お盆に載せて準備し、最初は一輪ずつ受取ります。

③順番に一輪ずつ別れ花を棺に入れる

遺族や親族の中でも故人に身近な人から順番に棺へ別れ花を入れています。

通常は、喪主→喪主の配偶者→親兄弟→息子・娘→孫などの順番です。ご遺体と対面しながら棺の中に花を入れて手向けます。

④残りの別れ花も棺に入れる

もしもお盆に別れ花が残っているようであれば、順番は問わず、各人が数本ずつ受取り、棺に入れます。

【注意】

故人の思い入れがある花や愛用していたものをお別れの儀の際、一緒に棺に入れることは構いませんが、火葬後に残ってしまう不燃物は控えましょう。

お別れの儀以降は故人の顔を見ることができない

お別れの儀が終了後、棺に蓋をして釘打ちの儀式が行なわれて、火葬場への出棺となります。

そのため、直接故人の顔を見られる最期の時になるお別れの儀は、遺族や親族、親しい関係者にとっては最も記憶に残る儀式、場面といえるかもしれません。

お別れの儀の際は、悔いのないよう顔をしっかりと見ながら大らかな気持ちで、故人へ語りかけながら思い出話をするのもいいでしょう。

そして、故人の旅立ちに向けて「別れ花」で棺を飾りましょう。

一般的な葬儀の流れについて

この記事でお伝えしたこと以外に一般的な葬儀の流れについても知っておくとより理解が深まります。

詳しくは「一般的な葬儀終了までの流れとその後に行なわれる5つのこと」でお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

この記事では、お別れの儀の概要とその流れ、注意すべき点などをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

少しでもあなたの疑問が解決できたのでしたら、うれしく思います。

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