遺体安置完了までの手順とその時に遺族がすべきこと

遺体安置

不謹慎と思いますが、最近になって自分の親が亡くなった際のことを色々考えてしまい、そういえば「遺体の安置場所ってどのように手配すればいいの?」と疑問に感じていますよね。

また「どこに安置すればいいの?」と思われているのではないでしょうか。

そんなあなたのために、このページでは遺体安置の基本的な事と全体の段取り、遺族がすべきこと等をお伝えします。ぜひ遺体安置のことを知り今のうちに疑問を解消しておきましょう。

一般的な遺体安置の様子

はじめに、一般的な遺体安置の様子3つを説明していきますね。

遺体安置の様子①

北枕か西枕かなどの遺体の向きについては、宗派の作法に従って部屋に安置します。

故人が使っていた敷き布団があればそれを敷き、敷布は新品か洗濯した白色のものを掛布や枕も同じように白色のものを使用します。

遺体安置の様子②

遺体の胸の位置に、魔除けの刀(短刀)を置きます。それがない場合は顔剃り用の柄付きカミソリや鞘のあるナイフ等を置きます。

そして顔には白布を被せます。なお遺体の両手首や顎を包帯で縛られている場合は外します。

遺体安置の様子③

枕側に枕飾りの祭壇を設置して線香に火を点します。

枕飾りは、机等の台に白布を掛け、死装束や一膳飯、水、枕団子などを供え、焼香できるように線香、香炉、灯明を置きます。

以上が、一般的な遺体安置の様子です。サスペンスドラマなどで時々見かけるシーンですよね。

遺体安置の依頼先と遺体引き取りと安置作業の手順

ここでは、遺体安置の依頼先と葬儀業者が行なっている病院からの遺体引き取りと遺体安置の手順をお伝えします。

遺体安置の依頼先

通常死亡すると、すぐに遺体安置のために業者等への電話連絡をして、遺体引き取りを依頼しなければなりません。

病院で亡くなった場合は、連絡しなくても病院紹介の葬儀社担当者が駆けつけます。

しかし、その葬儀社に遺体安置を依頼する義務は必ずしもないことは承知しておきましょう。

一般的には、下記4パターンの遺体安置の依頼先があります。

  1. 病院紹介の葬儀社に遺体安置だけを依頼する ※注)葬儀も一緒に依頼しなくても可
  2. 生前相談や互助会などで葬儀を決めている業者に依頼する
  3. インターネットや電話帳で遺体安置サービスも提供している葬儀社を探して連絡する
  4. 遺体安置専門業者に連絡する。※注)特に葬儀社が対応できない遠距離搬送の場合

遺体安置専門業者

サイト名 株式会社クーロン
電話番号 042-514-8221
所在地 東京都日野市日野本町6-8-34
サイト名 東京メモリアル
電話番号 0120-666-717
所在地 東京都墨田区両国1-8-7
サイト名 安置ホテルリレーション
電話番号 大阪府大阪市北区中津6-9-24
所在地 0120-886-614

病院からの遺体引き取り手順

  1. 病院受付け・ナースステーションに出向き、遺体引き取りにきたことを伝え、指示を仰ぎます
  2. 担当医師・看護師から指示を受け、遺体と遺族の確認をします
  3. 遺族にあいさつし、宗派等の確認とその他必要な内容の確認を行ないます
  4. 遺体に丁寧に一礼してストレッチャーに遺体を載せます
  5. 担当医師・看護師にあいさつして遺体を搬出します
  6. 遺体は、頭から車に入れます

遺体引取り時のポイント

  • 遺体の状況や感染症の有無など、可能な限り、病院側から情報提供を受けること
  • 遺族に依頼内容を再確認すること
  • 遺族の心痛に十分配慮すること
  • 遺体の扱いについては十分な礼をこめて行なうこと
  • 訪問時刻の厳守はもちろんですが、万が一 遅れると判明したらできるだけ早く連絡すること
  • 遺族に遺体安置先の準備を依頼しておくこと

遺体安置の作業手順

  1. 到着のあいさつをし、安置場所を確認します
  2. 遺体の搬出、移動には必要に応じて遺族にお願いします
  3. 安置する際に、遺体の頭部を北向き、西向き、または部屋に応じて判断します。頭部を北にし、顔を西に向ける姿が基本とされます。そのうえで遺族と相談して向きを決めます
  4. 枕飾りなどを準備します
  5. 遺体に一礼し、遺族にあいさつします

遺体安置時のポイント

  • 遺体を傷めないように、冬でも安置室の暖房はつけないこと
  • 腐敗が進まないように、敷布団は1枚に掛け布団も薄いもの1枚にすること
  • 仏式の場合、両手を胸で合掌させ数珠を持たせる この段階で顔に白布を被せることもありますが、遺族と相談して決めること。
  • 搬送した際に脱脂綿などが脱落して体液などが漏れたり、髪が乱れたりすることがあるので、点検して整えること

遺体安置時に遺族がすべきこと

遺体の引き取りや安置などの作業は葬儀業者がしますが、その他遺族にはしなければならないことが主に4つあります。

①遺体の安置場所を決める

病院の安置室には1泊程度しか安置することはできません。そのため、早急に遺体の搬送先つまり葬儀までの遺体安置場所を決める必要があります。

以前は自宅での安置が多かったのですが、現在ではマンション等の住宅事情により、葬儀社や斎場、火葬場などの霊安室での安置が多くなっています。

②死亡診断書の受取り

病院への精算時に医師による死亡診断書を書いてもらいます。死亡届や火葬許可に死亡診断書が必須ですので失くさないようにしましょう。

また保険金や遺族年金の請求にも死亡診断書は必要になりますから、2~3通書いてもらうことをお勧めします。

なお死亡診断書は遺体搬送時の携行が義務づけられていますから、遺体の搬送車には死亡診断書を保管してください。

近親者への連絡

次に、近親者の方のみに連絡します。特に霊安室や自宅など遺体の向かう安置場所に駆けられる近親者にはお手伝いをお願いします。

また故人の宗派等が正確にわからないような場合は、年配の近親者に確かめておきましょう。なぜならば、宗派によって遺体の安置方法や弔い方が違うからです。

菩薩寺への連絡

檀家となっている菩提寺にも連絡します。その際遺体の安置場所と到着予定時刻も伝えておきましょう。

檀家の方が亡くなった時は通夜に先だって遺体安置場所に赴き、枕経(まくらぎょう)を行なうことがあるからです。

この連絡のときに正確な宗派等の情報や遺体安置の作法について確認するとよいでしょう。

遺体搬送を含む遺体安置の費用目安

ここでは、距離別の遺体搬送費などを含む遺体安置費用とオプション費用の目安をお伝えします。

遺体搬送距離 費用金額
~10km 13,000円~13,500円
~20km 16,000円~17,500円
~30km 19,000円~21,000円
~40km 22,000円~24,500円
~50km 25,000円~28,000円
~60km 28,000円~29,000円
~70km 31,000円~32,000円
~80km 34,000円~35,000円
~90km 34,000円~35,000円
~100km 40,000円~41,000円
車両留置料金(車を待たせる時間)
30分あたり 2,500円程度
その他、オプション費用
深夜料金 3,000円~20,000円(時間に応じて)
ドライアイス 10,000円程度/10kg
葬祭用品 数千円~数万円程度

費用金額参照URL

http://www.office-sion.jp/hansou/

一般的な葬儀の流れについて

この記事でお伝えしたこと以外に一般的な葬儀の流れについても知っておくとより理解が深まります。

詳しくは「一般的な葬儀終了までの流れとその後に行なわれる5つのこと」でお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

この記事では、遺体安置の基本的なことと全体の流れ、安置場所の決定など遺族がすべきことなどをお伝えしましたが、分かりやすかったでしょうか。

遺体安置については、地域の習慣や遺族の思いや都合、住宅事情などによって、その場所や方法が変わると思いますので、その際は臨機応変に対応しましょう。

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