痛ましい孤独死現場を見た体験談と急増している孤独死の現状

孤独死

時々ニュースで耳にする孤独死って、今ひとつ現実味に欠けてイメージできないですよね。それもそのはずです。多くの人は孤独死に向き合う機会がほとんどありませんからね。

しかしそうはいっても、現実には年間数千人以上の人が孤独死されていますので、いつあなたの身辺で起きるかわかりませんよね。

そこで、今日の記事では、孤独死現場の実態画像と私の体験談、孤独死の基礎知識、それに近年増加している孤独死原因などについてお伝えしていますので、予備知識として知っておいてください。

孤独死現場の実態画像と私の体験談

はじめに、ネットで見つけた孤独死現場の実態を表している画像4つと、あまりもに強烈だったため私の脳裏に刻まれた孤独死現場3つの実態をお伝えします。

孤独死が原因でフトンの中で死亡

実際に孤独死が起こった部屋の様子。亡くなってから時間が経過したため、ベッドの上に人型になって体液がくっきり残っている。

孤独死対策がされていたアパートだったのに

窓が閉め切る部屋にいた害虫

都内アパートでの孤独死画像です。管理人の話では、死後あまり経過していないとのことだったようですが…。

統計的に最も多い孤独死現場は居間

死因は不明ですが、居間で倒れてそのまま亡くなられたようです。遺体は警察が引き取っているのでありませんが、この画像をみれば遺体がどのような腐敗状態だったかがわかります。

知り合いになった警察の人によると、居間での孤独死が最も多いとのことでした。

バスタブ内の孤独死は後始末が大変です

風呂場で亡くなった後、そのどす黒く変化した湯を抜いた後の孤独死画像と思われます。所々に腐食した肉体から流れ出たものが付着しているのが見えます。

数百匹のうじ虫がうごめいている

特殊清掃の見積もり依頼があり現場に駆けつけました。前もって聞いたお話しでは、80代の男性でかなりふくよかな体型の人物で死後3週間ほどで発見されたとのことでした。

室内に入った瞬間は我々からすればいつもの孤独死現場であったが、見積もり金額を計算するために布団を捲りました。

すると日光を浴びたうじ虫数百匹が日影を求めて一斉にうごめき合い、その様はまるでグニュグニュと音を立てて、乳白色の物体が蜘蛛の子のように散っていくそのものでした。

多数のハエで窓ガラスから音がする

特殊清掃の依頼を受けて夏場に孤独死された部屋のドアを開けた瞬間、黒く塗り詰められた窓ガラスからブーンという音とともに、窓ガラスが揺れているような気がしてきました。

よく見るとその黒い物体は多数のハエで、私たちに驚いたハエが逃げ場を求めて外を目掛けて飛んでいました。ブーンはハエの羽音だったのです。

その羽音も不気味な低温でおぞましかったのですが、孤独死現場に慣れている私がより驚いたのは、一瞬ですがそのハエの力で窓ガラスが揺れていたことです。

共用部分の階段まで死臭が漂っている

マンションの3階部屋で孤独死があったとのことでその消臭を依頼されたのですが、マンションに到着して3階への階段を上っていると、私たちには馴染みがある独特の死臭を嗅ぐことができました。

もしかして3階の一番手前の部屋で孤独死があったのかなと思っていましたが、実際の現場は一番奥の部屋で階段から数十メートルも離れていました。風向きの影響もあると思いますが、このような死臭がひどい現場の経験はこれが初めてでした

案の定その孤独死現場で亡くなった人が太っていたため、その脂肪分と夏場の高い室温で通常よりもかなり大量の死臭を放っていました。

孤独死の基礎知識

まだ日本では、孤独死の定義がはっきりと定まっていないのが現状です。そのため、次に世間一般的に思われている孤独死の基本的なことを4つお伝えしています。

孤独死とは

主に一人暮らしの人がだれにも気づかれずに一人きりで死ぬこと。具体的には日常生活における突発的な体調悪化や疾病、ケガなどによって自室内で死亡に至るケースを指すことが多い。

その中でも死後1週間以上、第三者に遺体が発見されない場合を孤独死と呼ぶ傾向があります。

なお別の言葉として「孤立死」や「独居死」「無縁死」などがあり、それらはほぼ同義語と捉えていいでしょう。

若い30代男性の孤独死が増えている

若い世代の人口減少が問題になっている現在ですが、それに伴って30代女性は減少傾向にあるようです。

一方30代男性の孤独死は、人口が減少しているにも関わらず2003年と2015年を比較すると、その数は増加傾向にあります。

遺体発見が遅れればすべてが孤独死になるわけではない

世間一般的には、下記2つが死因の場合は遺体発見が遅れても孤独死とは呼ばれることはありません。

死因①:自殺

【孤独死にならない理由】
自殺は基本的に一人で行なうので、当然その遺体発見までに日数を要することが多くなりますが、そのため室内の場合でも孤独死とはいわず自殺といわれています。

死因②:他殺や殺人

【孤独死にならない理由】
他殺の場合は死亡した際 犯人がそばにいるが、当然周囲に知らせることはないのでその遺体発見は遅れます。そのため室内の場合でも孤独死とはいわず他殺や殺人といわれています。

法律的には孤独死という分類はない

意外と思われるかもしれませんが、法律上孤独死という定義や概念がありません。世間的に思われている孤独死は、警察庁の死因統計上では「変死」に分類されています。

なぜならば孤独死という分類で括ると、事件性がある死も孤独死にされて、見過されてしまう可能性が高まるからといわれています。

変死とは

法医学上では、医学的な死因に関わらず普通でない状況での死を変死といいます。つまり事故死や他殺・殺人、死体解剖後に判明する病死、さらには死因不明のものなどが変死に含められます。

孤独死が増えている4つの原因

この項目では、近年 孤独死が増えている主な原因4つを挙げています。

①未婚者が多くなっているから

近年若い人も高齢者も未婚率が以前と比べて高くなっているので、一人暮らしが多くなり、その結果 万が一の際に遺体発見が遅れて孤独死に至るケースが増えています。

②頻繁に家族と連絡を取っていないから

子どもたちが成長して一人暮らしを始めると、その後に年数回しか連絡を取らないことが多くなり、親も一人暮らしになる可能性が高まり、必然的に孤独死の可能性も高まることになります。

③近所付き合いの希薄だから

最近の日本では、プライバシー意識が高まり過ぎて地域コミュニティーが崩壊寸前になり、近所付き合いがほとんどない地域が多くなっています。

その結果 いろいろと相談できる人もいなくなって孤独死が増えているようです。

④貧困者が増えたから

体力に衰えを感じている高齢者は、老人ホームなどの介護施設に入居すれば孤独死を防ぐことができるのですが、入居には入居時の一時金や毎月の費用が掛かります。

そのお金を捻出できない貧困層の人たちは、当然孤独死の可能性が高くなっています。

因み情報

孤独死の直接的な死因に次のものがあります。心筋梗塞・脳溢血・肝硬変・ヒートショック・オーバーシュート・肺炎による体力消耗・骨折による不動で衰弱など。

東京都での孤独死データ

いろいろとネットなどで探してみたのですが、全国的な孤独死データは見当たりませんでした。しかし東京都23区での孤独死データを見つけることができましたので、それをお伝えします。

年間孤独死数の推移

人間関係が希薄だといわれる都会における、「高齢者の孤独死」も増えています。東京都監察医務院が公表している統計データによると、2003年には1441名だった東京23区内の孤立死が2012年には2727名に。

10年間で約2倍にまで到達しており、いわゆる“独居老人”が増加した結果、孤独に亡くなる方の数が倍増した事実が実感できるのではないでしょうか。

性別・死後経過日数別の割合

孤独死した人は、平均では男性で死後 12 日、女性で死後 6 日に発見されるが、 死後発見されるまでの平均日数は、男女とも長期化する傾向になっている。

孤独死対策

近年、日本では孤独死が激増して問題視されはじめています。そのため様々な孤独死対策が採られていますが、その主体が「自分」「家族」「自治体」「民間企業」のものに分けてその概要をお伝えします。

「自分」で行なう孤独死対策

  • 健康を維持する
  • 積極的に隣人との関わり合いを持つ

「家族」が行なう孤独死対策

  • 定期的に連絡を取る
  • 孤独死防止製品を利用する
製品名 iポット
機能説明 無線通信機を内蔵した「i ポット」をお年寄りが使うと、その情報がインターネットを通じて、離れて暮らすご家族に。ご家族はその様子を携帯電話やパソコンでいつでもどこでもさりげなく見守ることができます。

参照元:http://www.mimamori.net/

製品名 ライフレンズ
機能説明 シート型センサーとVieurekaカメラの組み合わせにより、介護職員がこれまで訪室でしか把握できなかったご入居者様の状況を、リアルタイムで遠隔から確認することができます。

参照元:https://news.panasonic.com/

「自治体」で行なわれている孤独死対策

  • 市区町村主体のコミュニティーに参加する

「民間企業」が提供している孤独死対策

  • 見守りや安否確認の有償サービスを申込む

さらに、詳しく孤独死対策について知りたい人は、「独居死という言葉を知りそれを調べる際の5つの基本ポイント」でお伝えしていますので、ご覧ください。

大家さん向け孤独死保険について

ここでは、近年注目を集めている孤独死保険についてその概要をお伝えします。

孤独死保険とは

大家さん向け保険の1つで、賃貸住宅で孤独死があった際に、大家さんが被る特殊清掃や遺品整理などの費用を保障するものです。賃貸住宅の入居者に販売される保険ではありません。

いくつか孤独死があった部屋の原状回復費用が補償対象になっている保険がありましたので、一覧表にまとめてみました。詳しくは各サイトにお問合せください。

孤独死保険の一覧表

サイト名 賃貸住宅費用補償保険Re-Room
URL https://www.e-netcom.co.jp/
サイト名 オーナーズガード
URL https://www.hg-ssi.com/
サイト名 無縁社会のお守り
URL https://www.air-ins.co.jp/
サイト名 大家の味方
URL https://www.associa-insurance.com/

あなたが孤独死に遭遇したらすべきこと

もしも賃貸住宅であなたの身内が孤独死してしまったら、大家からすぐに部屋の掃除や片付けをするように強く要求されます。

しかし孤独死があった部屋は、遺体から放たれた死臭が充満しゴキブリなどの害虫も発生していて、とても一般の人が掃除や片付けができる状態ではありません。

孤独死清掃は特殊清掃業者に任せたほうがいい

そんなときに役立つのが「特殊清掃業者」の存在です。特殊清掃とは、遺体があった部屋の消臭や片付けを行なうことです。その特殊清掃を専門に行なっているのが「特殊清掃業者」といわれています。

はじめて「特殊清掃」という言葉を聞いた人は「特殊清掃の基本的な情報」で、その業者について詳しくお伝えしています。

【注目記事】 特殊清掃って一体どうやるの?
特殊清掃って、ハウスクリーニングのやり方とは異なると思うが、実際にはどのような方法でしているの?と気になりますよね。
そこで、私たちが行なっている具体的な特殊清掃の内容や手順を「特殊清掃業者がしている作業内容」で、詳しく解説しています。

まとめ

今日の記事では、孤独死の基礎知識とその孤独死原因、孤独死現場の実態画像と私の体験談、そして孤独死対策や孤独死保険についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

今すぐに役立つわけではありませんが、頭の片隅にでも記憶しておいてくだされば幸いです。

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