独居死という言葉を知りそれを調べる際の5つの基本ポイント

独居死

ニュースなどで独居死という言葉を知り、漠然と家族や自分が独居死してしまわないだろうかと思われていますよね。

または近所で独居死があり、より踏み込んで独居死のことが気になっているのではないでしょうか。

今日は、基本的な独居死のこととそのデータや対策等についてお伝えしたいと思っています。気になる人は知っておきましょう。

独居死とは

一般的には、一人暮らしをしている人が生活中の突発的な病気や発作などで、誰にも看取られず死亡したことを独居死といいます。

しかし独居死の明確な法的な定義はなく、警察等では通常「独居死=変死扱い」になります。

同義語として孤独死や孤立死、単独死などが挙げられます。これらの言葉には微妙なニュアンスの違いはありますが、ほぼ同じ意味と捉えていいでしょう。

独居死のデータ

独居死のデータ

内閣府が発表した「2011年版 高齢社会白書」によると、単身の居住者が賃貸住宅内で死亡した件数は、平成11年度から平成20年度までの9年間で、なんと約3倍に増えています。

これらの死亡者数がすべて孤独死とは言えませんが、孤独死もこれらの中に含まれるため、お年寄りの孤独死は全体的に増えていると推測されています。

独居死になりやすいタイプ

ここでは、一般的に考えられている独居死になりやすいタイプの人を3つ挙げています。

【タイプ①】一人暮らしの人

はやり一人暮らしの人は、一人でいる時間が長いため、万が一の時 発見がどうしても遅れてしまうので、独居死になりやすいといえます。

【タイプ②】病気がちな人

独居死の直接的な原因は、ほとんどが病死や発作です。そのため病気がちな人は独居死になりやすくなってしまいます。

ただし体力がある人でも体内で病気が進行している可能性もあります。体力と病気は全く別物と考えましょう。

【タイプ③】人間関係が苦手な人

人間関係が億劫な人は、社会との接触も少なくなり結果的に一人になりがちです。

そうなると一人暮らしの人と同様に、もしもの場合に助けを呼ぶことができず独居死なりやすいといえます。

独居死対策

この項目では、主に個人や市区町村、民間企業で行なわれている3タイプの独居死対策をお伝えしています。

①個人で健康管理をする

近所を散歩する

スポーツジムに通う

カルチャースクールに入校する

②市区町村のコミュニティーに参加する

ほっと安心カフェ

新宿区(区長:中山弘子)とNPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン(代表:牧野史子)は、2日、地域の高齢者の方・介護者の方のつどいの場「ほっと安心カフェ」を戸山団地14号棟集会室(百人町4-5-14)に開設した。

サービス名 ほっと安心カフェ
URL http://city.shinjuku.lg.jp/

見守りネットワーク

三鷹市では、子どもから高齢者までだれもが住み慣れた地域で安心して暮らせるように、市民のかたや民生・児童委員、地域包括支援センターをはじめ、町会・自治会、商店会、地域ケアネットワーク、ボランティア団体、特定非営利活動法人、企業等に協力をいただき、子どもから高齢者までの、緊急事態等に適切・速やかに対応する見守りの仕組み「見守りネットワーク事業」に取り組んでいます。

サービス名 見守りネットワーク
URL https://city.mitaka.lg.jp/

③民間企業のサービスを利用する

近年では孤独死防止専用の企業サービスも充実してきました。見守りや安否確認などを家族に代わって行なうサービスです。代表的な企業サービスをお伝えしますね。

サービス名 郵便局のみまもりサービス
URL https://post.japanpost.jp/
サービス名 セコム ホームセキュリティー
URL https://secom.co.jp/
サービス名 HOME ALSOK みまもりサポート
URL https://alsok.co.jp/

独居死があった部屋の対処法

親族等が独居死した部屋の掃除や片付けなどは、相続人であるあなたにその責任がある場合は往々にしてあります。

しかし自分で部屋の掃除や片付けをするのは、精神的にも時間的にも体力的にも難しい場合がほとんどでしょう。

そこで、近年では独居死した部屋を専門に消臭や清掃をする業者が現れています。その専門業者のことは「特殊清掃」業者と呼ばれています。

特殊清掃業者については「特殊清掃の基本的な情報」で、詳しくお伝えしています。

まとめ

今日は、基本的な独居死のこととそのデータや対策等についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。将来この記事がお役に立つようなことが起きないことを祈っています。

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