異臭の相談先4つと間接的に本人にその旨を伝える4つの方法

風向きによっては、近所から異臭が漂ってきて、気になっているのではありませんか。

しかし、ご近所さんに面と向かって苦情を言うことも気が引けてしまうので、一体どこに相談すればいいのだろうか?と、ネットで情報を探されていますよね。

そんなあなたのために、この記事では、異臭の相談先とその原因、間接的に本人に異臭がしていることを伝える方法を紹介しています。ぜひ異臭トラブルの未然回避にお役立てください。

近所から発する異臭の相談先は4つある

一般家庭からの異臭の相談先は、主に下記の4つがあります。自分の住まい環境に合わせて相談先を選んでください。

【相談先①】不動産管理会社

お住まいが賃貸マンションやアパートであれば、入居時に仲介した不動産管理会社に異臭の相談できます。

しかし、異臭は目に見えないものなので、担当者によっては真摯に対応されないこともあります。

その際は、強い口調で異臭が発生していることを訴えましょう。

【相談先②】マンション管理組合

お住まいが分譲マンションの場合は、管理組合に異臭相談ができます。毎月管理組合費を払っているのだから遠慮は要りません。

むしろ組合がしっかりと管理していないから異臭がするとクレームをしてもいいぐらいです。

しかし、いくらクレームでもその口調は丁寧で穏やかなものにしましょう。

【相談先③】役所や保健所等の自治体

お住まいが持ち家で戸建ての場合は、役所・保健所などの自治体に異臭相談ができます。

役所内での具体的な相談先は「暮らしの相談窓口」や「公害に関する相談」「生活環境に関する相談」などの受付になるようです。

電話相談だけでは中々親身になってもらえないので、電話連絡後、受付けまで足を運んで異臭相談をされることをお勧めします。

【相談先④】異臭の専門業者

一般家庭における異臭相談ができる専門業者は、私が知る限り1社しか無いようです。

事業所等からの異臭に対しては相談できる専門業者は複数見当たりましたが、ウェブページ内容から判断しておススメの2社もお伝えします。

本社所在地は東京都ですが、3社とも全国対応の異臭専門業者です。

サイト名 株式会社 カルモア ※一般家庭も対応
電話番号 03-5540-5851
所在地 東京都中央区新川2-9-5
サイト名 業務用産業用の消臭脱臭専門会社
電話番号 0120-911-219
所在地 東京都中央区日本橋小舟町11-13
サイト名 におい・かおり環境協会
電話番号 03-5309-2422
所在地 東京都新宿区西新宿4-2-18 3階

悪臭防止法について知っておこう

もしも、異臭の発生元が個人宅ではなく、飲食店や工場と思われる場合は、悪臭防止法という法律があるので、ぜひ知っておいてください。

悪臭防止法とは

工場や飲食店等における事業活動に伴って発生する悪臭について必要な規制を行なうことにより、悪臭防止対策を推進し、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする法律です。

この法律では、市町村長は、事業所が規制基準に適合せず、近隣住民の生活環境が損なわれていると認めた際は、改善勧告や改善命令などの行政指導を行うことができるとされています。

悪臭防止法のパンフレット → http://www.env.go.jp/

近所からの異臭原因は主に4つある

ここでは、一般家庭から発せられる異臭の主な原因を4つお伝えしています。

【異臭原因①】ペットの異臭

一般住宅で飼われているペットのうち、犬、猫、小鳥、ウサギなどから異臭が発生しやすいといわれています。

しっかりと清掃をしていないと、すぐにペットの異臭が発ち始めます。特に猫の糞尿から発せられる異臭は強烈です。

【異臭原因②】排水口からの異臭

トイレはもちろんですが、台所のシンク排水口からも異臭が発生することがあります。

そのワケは、主に清掃不足か排水管の壊れです。排水口からの異臭は、徐々に増えてきますので、本人たちが一番気付きにくい異臭といえます。

【異臭原因③】たばこの異臭

非喫煙者にとっては、ごく少量のたばこの煙でも異臭に感じるようです。

最近では、家族から喫煙を咎められて、ベランダ等の室外で喫煙するホタル族が増えています。

しかし、そのベランダでの喫煙でさえ、近所には異臭に感じられることもあります。

【異臭原因④】孤独死の腐敗異臭

孤独死画像

近年では、一人暮らしの高齢者が増加傾向にあり、それに比例して孤独死の件数も増加しています。

そこで大きな社会問題になっているのが、孤独死に伴う異臭の被害です。

人間は亡くなると、早ければ死後3日前後で異臭を放ち始め、その異臭は近所宅まで達します。

予備知識

もしも身内が孤独死してしまい、その腐敗異臭でお困りの場合は、孤独死異臭の消臭専門業者に相談されることをおススメします。

なぜならば、通常のハウスクリーニング業者では、消臭技術が未熟なためキチンと孤独死異臭を消臭できないからです。上記の専門業者のことは「特殊清掃業者」と呼ばれています。

「特殊清掃業者」について詳しく知りたい人は「特殊清掃の基本的な情報」で、その詳細をお伝えしています。

本人に異臭が発生して困っていることを伝える方法

住まいにおける異臭は、自分の体臭や口臭と同じようにいつも嗅いでいるので、意外と異臭を発生させている本人は気付いていないものです。

しかし、異臭を発生させている本人が気付かなければ、異臭が消えるはずもありません。でも直接本人に「お宅から異臭がして困っています」とは言えませんよね。

そこで、この項目では、間接的に本人に異臭が発生していることを知らせる方法を4つお伝えします。

①メモを本人宅ポストに投函

回りくどい言葉ではなく用件だけを伝える文面がいいでしょう。

例えば「○○さまへ あなたの住まいから異臭がして困っています。消臭をお願いします」のような文面でいいと思います。

もちろん匿名で、手書きではなく中立感がある印字されたメモがいいでしょう。

②管理会社・管理組合を通しての通知

管理会社や組合はクレームを嫌がるものです。そのため、一人で相談してもまともに対応しない場合が多いようです。

その際は、同じフロアの住民数人と団結して異臭の相談をすると、担当者を通じて異臭がしていることをキチンと本人に伝わる可能性が高まります。

③業者に代行依頼

メモ投函や管理会社、管理組合を通じての方法は事情がありできない場合は、業者に代行を依頼する方法があります。

例えば、便利屋等であれば数千円程度の費用で、「あなたの住まいから異臭がしているので、消臭をしていただけませんか?」と口頭で本人に伝えることができます。

④役所・保険所等に訪問を要望

上記のような方法をいろいろされて、まだ本人が近所に異臭で迷惑を掛けていることを自覚されない場合は、最終的な方法としては、公的機関である役所・保険所等に相談する方法があります。

その際は、電話による確認だけでなく、役所の担当者に実際に訪問してもらえるよう働きかけましょう。

本当に、生活に支障をきたすような異臭であれば、役所と本人との間で話し合いが持たれ対処してもらえるでしょう。

まとめ

この記事では、異臭の相談先とその原因、間接的に本人に異臭がしていることを伝える方法などを紹介しましたが、お役に立ったでしょうか。

この記事を読まれたことで未然に異臭トラブルが回避されたら、うれしく思います。

ページ先頭へ